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風信木のひげ

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2014年 02月 10日

大雪!

昨日の雪はすごかったですね~

土曜日、いつもならお客様が次々に来られて、カフェのメニュー作りにも追われることの多い日なのですが・・・
この日ばかりはしずか~な工房で、窓越しに降りしきる雪の様子を見ながら、いつも通り仕事を勧めていました。
そこへ昼ごろに宅急便やさんが来て、「今日は荷物が遅くなると集荷に来られなくなるかも・・・いつ会社から戻るよう連絡来るかわからないんです」

そこで慌てて、それ以上の製造は中止することにして、出荷作業を優先に。
昼食も後回しでがんばって、いつもよりかなり早い時間に出すことができてホッと一安心しました。

この日のパンのうちバタールとカンパーニュ250は、オーブンのタイマー不調で少々焼き過ぎとなり、結局焼き直したもの。
せっかくのパンが出荷できなかったりしたら悲し過ぎます・・・

一部の焼き菓子は欠品となりましたが、やむを得ないことでした。



工房より
<ツーロングA>焼成担当 A.Tさん

ツーロングAは一番出荷量が多く、焼くのが最も難しいクッキーだと思います。
2時間近くかけてじっくり焼いていくのですが、後半の30分ほどは数分おきに、焼けているか指でさわって確認し、焼けたものから出していきます。
ここが核心部分で、さわった固さ、におい、色で見極めて出すタイミングを決めるのですが、出したものが「焼き過ぎ」「焼きが甘い」となることもしばしば・・・
というのも、粉と塩と油、シナモンのみの本当にシンプルなクッキーなので、おいしさを引き出すために「焦げるギリギリまで焼く」とこtろを目指しています。
そのラインが本当に難しく、五感を最大限使って、指を使って(熱いんです、これが)集中して念入りに焼いていきます。
ギリギリまで焼くということは、やはり真剣勝負で、少しでも自分に「まあこのぐらいで・・・」という気持ちがあると、焼き損じたり・・・
どの作業もそうですが、そこが面白くて飽きません。
この文章を書いている今日も、せいいっぱい焼いてきたところです!
焼きだけでなく、ツーロングAの難易度の高さは成形に始まり、袋づめ、箱づめ・・・さらに、と続いていくのですが、そのあたりの熱意もお客様に伝わって、一番人気なのかも、と思いました。

・・・ツーロングAはそういう意味で、仕事に向かう姿勢の試金石みたいなところがありますね。
でも、今はとても難しいと感じていることが、ふっと、呼吸をするくらいに楽に自然にできていることに気付くときがくるのかも。
どんな些細な簡単そうな作業でも、「まあこのくらいで・・・」と思ったとたんにとんでもないミスをすることもあるし。
ポイントは「難しい」「簡単」という違いにあるのではないと思うんですがどうでしょうか。 M.M記

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by kinohige-hushin | 2014-02-10 00:20


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