<パイ生地> 仕込み担当 S.Uさん
一年中欠かす事の出来ないパイ生地なので、温度、湿度にも大きく左右されます。
オリジナルの練りパイ生地で、バターを出来る限り細かくするのが特徴ですが、その作業が上手くいくかで仕上がりも変わります。
真夏の作業場は室温も高く、より手早い作業をしないと、すぐにやわらかくなります。
また真冬は、室温を見て適度なバターの固さを見極めて仕込むようにしています。
粉と混ぜるタイミングを、季節によって変えています。
毎回美味しいパイの層が出来るように、なるべくベストな状態に仕上げる事を目標に、試行錯誤するのがとても楽しいです!
・・・木のひげのパイ生地は全粒粉も入っていて、しっかりした独特の香ばしさが人気。
バターも純正なものを使用しているので、様々な要因で、細かく切りにくい状態になったりします。
どんな仕事も、季節の変化を考えると1年目は全て初めての体験。
2年目で2回目、3年で3回目・・・
そう考えると、いろいろな試行錯誤の経験が生かされてくるのは、やはり5年目以降あたりからではないでしょうか。ね? M.M記
追記:開店当初は折りパイで生地を仕込んでいましたが、それを工夫に工夫を重ね今の練りパイの生地にしました。その技術が若い人たちに受け継がれてさらに発展し続けています。木のひげの貴重な財産の一つです。 y.m記